はじめてのキャバクラ経営

キャバクラ新規OPEN時の売上予測の計算方法(集客人数)

当たり前の事ですが、お店の売上は、来店して下さったお客様の人数で決まります。従ってキャバクラやスナック、ガールズバーなど新規にオープン時には、平常営業で毎日最低何人くらいのお客様に来店して頂かないと赤字になるか?を計算する必要がありますし、新規事業計画を立てる上で、ある程度の集客数の予測をする必要があります。ここでは、「席数」からの予測と「女子出勤数」からの予測計算方法をご説明いたします。

 

〇席数による集客人数の予測

お客様は、お店に都合の良い時間帯に来店してくれるわけではないので、来店時間が集中します。キャバクラなどに来店するお客様は、居酒屋などで食事をしてから来店するお客様が多いので、22:00前後が来店ピークとなります。満席30席のお店に40人のお客様をお店に入れる事はできないので、お店の席数によって、1日の集客人数は大きく変わります。

殆どのお店が、1日の集客人数平均は、総席数(1回転)程度になります。
1日に2回転するお店は、超繁盛店となるので、初めの計画では平日0.8回転くらいで計算しましょう。
「回転率=総客数÷総席数」

hj_04a.png

満席30名のお店であれば、30席×0.8=24人/日
くらいの集客人数になります。

※お店のテーブル配置を考える時、お客様の待機席を用意すると、満席時にお客様を逃す事がなくなり回転率が上がります。

 

 

〇女子出勤人数により集客人数の予測

1日平均の来店客数は、女子キャストの出勤数で大きく異なり、お店の規模(席数)に比例します。また、総席数が30席のお店であれば、MAXの女子出勤が15名となり、それ以下の女子出勤数でお店を回します。
集客人数に合わせて、女子出勤数を調整するのが、一般的ですが、平常営業としての計画時はMAX女子出勤数の8割の出勤があれば大丈夫でしょう。(お店の規模によって異なります)

お店の営業時間によって異なりますが、女子出勤数に対しての集客人数は、女子出勤数×2人で算出します。この考え方は、1日の営業時間が5時間、一人あたりの滞在時間が2時間、2名のお客様を接客して4時間で、全体の80%接客している計算になります。スナックやガールズバーなどは、1名の女子キャストが複数のお客様を同時に接客する事もあるので、この数値で問題ありませんが、キャバクラの新規事業計画時は、女子出勤数×1.5人くらいで計画しても赤字にならないくらいがちょうど良いかもしれません。

hj_04b.png
 

※女子キャストの出勤シフトを組む時には、お客様を呼ぶことのできる女子キャストを必ず毎日1名は出勤させるようにしましょう。