≪お店のMAX客数を算出する≫
自店に1日最高何人のお客様が入る事ができるか?は、キャバクラを新規OPENする時には、知っておく必要があります。客単価×MAX客数が売上の上限になるからです。
計算方法は・・
①1日の営業時間
20:00~01:00として、5時間とします。
②1日の営業での総セット数
1セット60分として、30席×5時間=150セット
③総客数
お客様の平均滞在時間は2セットなので
150セット÷2=75人
お店の1日のMAX客数は概ね75人となります。
この計算方法で、気づいた方もいらっしゃると思いますが、1日5時間営業では、60分セットより50分セットの方が、集客人数が多くなります。
5時間=300分
300分÷1set60分=5set
300分÷1set50分=6set
となり、60分セットより1セット多くなります。
キャバクラのお客様が満足する平均滞在時間は、100分前後と言われているので、50分セットと60分セットのお店が一般的です。もちろん、40分セットのお店や90分セットのお店もあり、地域性なども考慮する必要があるでしょう。
当たり前の事ですが、図のように60分セットより50分セットの方が、セット数が多くなります。地域性や客層などにもよりますが、個人的には、60分2セットで120分と50分2セットで100分のどちらでも構わないと感じてしまうので、お店側からすると1セット50分の方が、売上を作りやすくなります。(但し、集客できていないお店の場合は、客単価が下がるので、客数が増えないと売上が下がる可能性があります。)実際に60分セットで営業していたお店を50分セットに変更しただけで売上が伸びたお店もあるので、あながち間違いではないとも思います。60分セットのお店の場合、30分セット料金と併用して営業する事で、売上調整も可能です。
≪回転率≫
テーブルの回転率とは、お店の満席状態が何回あったかという数値になります。席数が30席のお店で、30人のお客様が来店されたら1回転となります。実際には、女子キャストがマンツーマンで座ると、15人のお客様で満席となり1回転15名ですが、実営業では、日によって女子出勤人数が異なる為、総席数で算出します。
お客様がキャバクラに飲みに来る時間帯は、22:00頃がピークになるお店が殆どです。その理由は居酒屋などで食事をした後にキャバクラへ流れる人が多く、その時間帯が21:00~22:00頃になる為です。お店の混雑状態に合わせて、お客様が来店してくれることはないので、2回転するお店は殆どありません。繁盛店で1.5回転くらいなので、事業計画上の数値は0.8回転くらいで計算しておいた方が安心だと思います。
計算方法は・・
席数30席でMAX客数75人のお店であれば、その30%くらいの客数で計算しましょう。もちろん、実際はそれ以上の集客をさせないとダメですが、はじめてキャバクラを経営する方の場合、当初の計画時は、現実味のある数値で計画を立てる事をお勧めします。
MAX客数75人の30%で25名
30席の回転率0.8=24名
席数30席のお店では、一日の集客人数が25人前後となります。