はじめてキャバクラを経営する方へ
どんな商売でも、計数管理は非常に重要です。売上はどうやって作られていくのか?支払いはどんな時発生するのか?経営者の方であれば、当然そんな事は解っている!と、思います。当社では業種にか関わらず、コンサルタント会社の依頼で企業の立て直しを手伝う事が多くあるのですが、その対象となる会社の殆どが「利益のみ」に注目しており、カンや経験に頼るばかりで、計数管理が行われておりません。従って、何が原因で経営が悪化しているのかが解らない為、事業計画を立てる為の数値を把握する事から始めます。
そして、その殆どが、実際の決算書の数値と経営の現実が異なっています。その理由は、経営者は会計の事をよく理解しないまま会計士に経理財務を任せており、また会計士も経営の中で何が行われているかよく解らないまま、預かった資料をそのまま数値がしているからです。
キャバクラ業界でも、10年以上繁盛店として経営し続けられるお店は、ほとんどありません。良い時もあれば、悪い時もある、それが水商売と言われる所以だと、おっしゃる方もいらっしゃいますが、実際には人(キャバ嬢)が商品となる営業なので、計数管理がとても面倒な業種だからではないでしょうか。とは言え、数値に基づいた業務改善を行う事が可能ですし、数値化する事も可能です。従って、キャバクラ経営においても、計数管理は重要な業務の一つという事になります。
計数管理を行うメリットは、数値の変動により経営的問題点を業績が悪化する前に発見できる所です。業績が落ち込む前に先手を打つ経営が出来れば、業績悪化に苦しむ事はありませんし、実際の営業を見ていなくても、ある程度の状況を把握できます。不正処理も見つける事ができますし、チェーン店化にも役立ちます。
キャバクラを新規開業しようと思っている方は、「どれくらい売上があるのか?」「どれくらいの利益が望めるのか?」など、全く解らないと思います。実際にキャバクラ経営をスタートしても、他の店はどんな数値何だろう?と気になると思いますし、このサイトからキャバクラ経営の事業計画書のサンプルをダウンロードできますが、もう少し詳しく教えて欲しいと、お問合せをよく頂くので、ここに我々が長年見てきた様々なお店の数値を元に、一般的な計数算出方法の事例を記しておきます。
ここにある計算方法が全く当てはまらないお店もあります。都心など50万円以上のボトルがポンポンでるようなお店を経営されたい方は、参考にならないと思いますが、地方で大きな投資をせず、女子キャスト15人前後のキャバクラを開業する場合は、それなりに参考になるサンプルだと思います。
何かのお役に立て頂ければ、幸いに思います。