キャバクラ経営コラム|キャバクラ総合管理POSレジ・システムVENUS

〇キャバクラ経営でのデメリット


キャバクラPOS

キャバクラを初めて経営する方からの相談をよく頂きます。そこで、よく聞かれるのはキャバクラ経営でのデメリットです。
「キャバクラは儲かる!なんて話をよく聞くけど、デメリットはないの?」
と、気になる方も多いと思いますので、長年夜の業界に携わってきた中で、それぞれのキャバクラ経営者の方から、伺ってきた共通の話をご紹介します。

【社会的信用がない】
◎銀行からの融資が受けられない

まず、一番大きなデメリットは社会的信用がない事だと思います。銀行の融資も受けられません。これには理由があって、風営法に関わる業種は、キャバクラに限らず全て同じです。

風営法に関しては、社会の情勢を見ながら定期的に法改正があります。銀行の融資が受けられないのも、風営法がいつ改正するか解らないという点で、融資した結果、法改正により営業が出来なくなる可能性があるからです。


また、風営法をしっかり守っていれば営業できない為、厳密にいえば違法行為をしなければならない所です。0時を過ぎた営業は違法ですし、また店内の照度も明るくないと違法になります。実際には、そこまで厳しい取り締まりはありませんが、いつ取り締まりが厳しくなるか、わからない業界では、安心して融資が出来ないのです。違法行為をしながら経営をしている業界という認識になる為、どれだけしっかりと決算をし、多額の税金を納めようと、融資を受ける事は出来ません。


◎補助金、助成金を受けられない。
国などの行政が行っている補助金、助成金を受ける事は出来ません。これも、銀行の融資が受けられない理由と同じです。
当社が販売しているPOSレジシステムも風営法に無関係な業種であればIT補助金を受けられますが、キャバクラなど夜の業界では、審査が通りません。スナックやガールズバーを飲食店として、風営法の許可を受けずに経営している場合は補助金を受けられますが、これも厳密にいえば違法行為になる為に当社では行っておりません。


◎居住審査が通らない場合がある。
夜の業界は、どうしても社会的信用がないので、住居を借りる時に審査が通らない事があります。大家さんからすれば、反社的なイメージがあり、出来る限りトラブルのない人に貸したいからです。

 

【これらの対策】
これらの対策として、経理がとても面倒になりますがコンサルタント会社などを設立し、名目上、経営管理をそちらの会社で行うケースが多くあります。違法行為ではありませんが、実態が異なっているために、やはり社会的信用を得る事は出来ないでしょう。

あとは、どうしても昼夜が逆転してしまう為、社会的信用のある方々より、そうではない方々との縁が増えますので、その辺を注意する必要もあるでしょう。人間関係でお店の経営がおかしくなってしまった・・という話もよく耳にします。


とは言え、個人的には社会に娯楽は必要だと思っていますし、「飲む・買う・打つ」の業界は、戦争が起きても無くならない業種だと言われています。また、シングルマザーで稼がないと生活できない女性も多くしますし、そう言った方々の生きる術を提供できる一面を考えると私たちの生活に欠かせない業種なので、表社会では信用を得られなくても、誇りをもって経営して頂きたいですね。