先日、システム導入でお伺いしたお店での事ですが、事務所に、会話術、接客術、心理学などの本がめっちゃ沢山あるお店がありました。
凄い勉強熱心だなぁ~なんて、そう思ったのですが店長さん曰く、キャストに読ませる為に、自腹で購入したそうです。古本なら100円くらいで、購入できるし・・だそうです。
店長さんは、長年、この業界で働いているそうで、お客を呼ばないキャストに、はっぱをかけたり叱るだけでは、お店は良くならない事を実感していたそうです。やはり、キャストの立場になって、ちゃんと一人一人を指導しなければならないと、そう思ったそうです。
でも、そうすればいいのか?よく解らない・・
そこで、キャストの指導方法を勉強する為に色々なジャンルの本を購入したそうですが、接客や会話術に関しては、キャストの個性をおかしな指導をして自分が潰してしまうんじゃないか?と色々と悩んだとおっしゃっていました。
そこで、どうしたらいいのか?解らないまま、お店が暇なときに、キャストに接客や会話術などの本を読ませる様にしたそうです。
「待機時間も時給が発生するんだから、しっかり勉強しろ!」みたいな感じでスタートしただけだったのですが、売上をあまり期待していなかった、キャストが指名を取る様になったっりして・・・「???これは、使えるのでは?」と思い、どんどん購入して、このありさまだ!なんて笑っていました。
色々とお話を伺うと本をしっかり読むキャストは、ほんの一部で、殆どのキャストが「よくわからない~」「むずかしい~」「こんなことできない~」という、反応ばかりだそうです。どちらかと言うと、レギュラーではなく週末のみのバイトキャストの方が勉強しているし、接客についての相談も多いようです。
店長の中では、ちゃんとキャストの事考えて頑張ってるんだぞ!というアピールになるし、待機中に発生する時給のストレスも若干解消出来て良いそうです。また、暇な日には、個人面談をし接客や会話術について、色々と話しているうちに、キャストが接客でどんな時に困るのか?などを、一緒に考えるきっかけにも繋がったと、仰いっていました。