キャバクラ経営コラム|キャバクラ総合管理POSレジ・システムVENUS

売れているキャバ嬢に新人教育させるお店


キャバクラPOS

キャバクラ経営において、キャバ嬢の教育は経営の死活問題に繋がる重要な業務なのですが、なかなか大変な業務とも言えます。先日お伺いした、繁盛店で売れているキャバ嬢に新人キャバ嬢の教育を任せているお店がありました。お話をお伺いしとても勉強になりましたので、ご紹介させて頂きます。

そのお店の社長さん曰く、売れているキャバ嬢は、30歳前後になると独立してお店を出す事が多くあり、お客様がそのお店に流れてしまうので、自店の売上に悪影響を与える為、その状況を改善しようと考えたそうです。

よくよく考えると、自店に努めるキャバ嬢の将来について、あまり考えていなかった事に気づき
ある程度、年齢を重ね、引退を考え出した優秀なキャバ嬢に新たな仕事を与えるのも、経営者の責務だと、そう思ったそうです。最初は、キャバクラ以外の新規事業も考えたそうですが、せっかく培ったキャバ嬢のノウハウが勿体ないとそう思い、手始めに新人キャストの教育をお願いしたのが、始まりだったそうです。


実際に初めてたばかりの頃は、基本的な指導はできても、接客のテクニックやお客様を捕まえるテクニックが、うまくハマらない場合もあり、指導がうまくいかなかったそうです。ただ、色々な問題点が浮かび上がったおかげで、予想していなかった、お店全体的な改善ができたそうです。良かった事は、お店目線のルールのみだったのが、個々のキャバ嬢がお店に不満を感じる部分を改善し、新たにルール作りをし、キャバ嬢目線でのルールが増えた事だそうです。その結果、お店の中でのキャバ嬢同士になれ合いのような状況が多々あったのですが、それも少しずつ改善されていったそうです。

とは言え、試行錯誤の連続で、今なおしっかりとした仕組みは出来ないそうで、キャバ嬢にも色々なタイプの女性がいる為、指導者側の色に染める教育ではなく、お店全体を見て行う必要があり、また、新人キャバ嬢のタイプに合わせた教育は、今でも上手くいっていないそうです。ただ、男子スタッフもキャバ嬢の教育について考える機会が増えた事で、キャバ嬢との信頼関係が増した事は大きなメリットになったようです。


新人キャバ嬢の教育スタッフの給与については、初めは手当の支払いから始め、教育担当として、しっかり業務をこなせると事を確認したうえで
キャバ嬢としての業務もしてもらい、社員扱いにし、固定給+歩合給にするそうです。給与に関しての仕組みが色々あるそうですが、企業秘密という事で教えて頂けませんでした。

やはり、どんなお店も常に向上心のあるお店が強いのかもしれません。