コロナウイルスの影響により、落ち込んだ消費の回復対策として、各地の自治体や商工会などが
プレミアム付商品券などを発行しています。自店でプレミアム付商品券を使用できるよう登録する手続きなどがあり、少し面倒なのですがキャバクラなどでも使用できる場合が多く、以前から当社のPOSシステムでの設定方法などの問い合わせがあります。
プレミアム付き商品券は、各地域の自治体によって、その負担額が変わったり、購入単価が変わったり、使用できる業種に制限があったりするのですが概ね20%~40%の費用を自治体が負担しているようです。
飲食店でしか使用できないチケットを10000円分8000円で購入して、使う機会があるのか?とか思っていたのですがどうやらこれも使い方次第のようです。
先日、当社のPOSシステムVENUSを導入させて頂いたお店で、プレミアム付商品券をフル活用しているお店がありましたのでご紹介させて頂きます。
私が、そのお店にお伺いして当社のVENUSを設置する場所を見ると、プレミアム付商品券が山積みになっていました。かなりの回収率に驚いたのですが、店長さん曰く「割引として使っているんだよね~」との事です。その時は「???」という感じでしたが、いざ営業が始り、使用している現場に立ち会うと驚きでした!
その地域でのプレミアム商品券は、1冊3000円で購入し、5000円分使用できます。(1枚500円チケット10枚)プレミアムチケットを使用できるお店であれば、40%割引で使えるのです。
このお店の場合、お店が3000円で販売し、自店で5000円で回収してゆくのです。例えば、会計金額が10000円であればお客様に6000円分のチケットを購入して頂き、10000円分チケットを使用すれば、お客様は実質40%OFFの6000円の会計となります。実際には、お客様に「プレミアムチケットを使って4000円割引しとくね!」という問答で終わりなのです。お店側は、チケットを現金売上が減ってしまいますが、クレジットカード払いだと考えれば、そんなに問題はありません。
これは、転売になるのでは?と思ってしまうのですが、自店で購入したチケットを、自店で使用する形なので転売にはならないのか?と思ってみたり・・・自治体によって、その辺は異なるのかもしれませんが、消費を促す効果として考えれば問題ないでしょう。
お店の売上的には、メリットがないように思えますが、お客様からすれば期間中は常時40%OFFなのでプレミアムチケットが使用できる期間内は、特売セール中のお店となり来店動機に繋がるわけです。お店の女の子がお客様へ「40%オフだからお店に来て!」と言って誘いやすいですし、お店の負担ではなく、女の子が自分で負担している事にすれば、お客様の来店動機としては、かなりの効果があるように思えます。
コロナウイルスによる、各地でまん延防止等重点措置が取られる中、お店の営業時間をされていますが、解除された後とお客様をお店に戻すために有効な手段かもしれません。