任意の割引を認めると、不正着服をしやすい環境を提供する事になります。例えば、お客様から20000円を頂き、精算処理時に5000円割引して精算処理をすると、5000円着服する事が出来ます。チェーン店など、割引を認めないお店も多くありますので、割引を認める場合には、ルールを決めてしっかりと管理するようにしましょう。キャバクラ管理POSレジ・システム VENUS の割引券機能を使えば、割引処理に制限をかけることができます。
≪割引処理チェックPOINT≫
実際に精算処理をする場合は、お客様にお会計金額を提示する必要があります。お客様は、会計金額を確認して、お金を支払うからです。従って、お客様に提示した伝票と実際に会計処理を行った伝票は同じ金額でなければ、不自然な処理をした事になります。
「会計金額提示伝票と会計済伝票」
「日報画面」
発行したレシートはレシートジャーナル印刷画面で確認できます。
「レシートジャーナル印刷画面」
全体の割引金額は日報に印字されるので、割引処理を行った伝票をチェックする場合は、レシートジャーナル印刷画面で行います。お客様に提示した会計伝票なども確認できますので、割引処理をした明細伝票と金額を比較する事でチェックできます。
【割引による不正防止対策】
・割引処理を頻繁に使用すると正規の会計金額なのか?が解らなくなるので 出来る限り割引処理は認めない営業を心がけましょう。お店のシステム上割引をなくせない場合は、割引をしたお客様に必ずサインを貰うようにし、頂いたサインと割引データを照合する事で不正処理防止になります。
・女子給や女子成績に反映されるデータのない会計が不正されやすいので、女子給システムによっては フリー客についた女子キャストの記録を取ったり、その会計金額を記録し 女子キャストとそのデータを共有する事で事前に防ぐ事も出来ます。
・一日に割引できる金額の制限を設けた上で、2人以上のスタッフで確認を必要とする割引に対しての報告書を提出させる 事でも防ぐ事が出来ます。