キャバクラ経営コラム|キャバクラ総合管理POSレジ・システムVENUS

〇コロナ自粛明けに売上が倍増しているお店

キャバクラPOS

 

コロナ自粛が明け、夜の街にも人が戻り始めていますが、まだまだ厳しい状況が続いており、都内などでは、業界全体が戦犯扱いされ、先が見えない状況に陥っています。

当社も多くの商談がストップし少なからず影響を受けておりますが、そんな中でも業界全体の為に何か出来る事はないか?と情報収集をしておりました。

やはり、どのお店も厳しい状況になっているという声が多いのですが、そんな中、売上が倍増しているお店がありました。私自身かなり驚き、お店にお伺いしお話を伺って参りました。

 

 

 

色々とお話をお伺いすると、そのお店は4月初旬から5月末までコロナ自粛でお店を閉めたそうです。その間、男子も女子も給与を保証したそうです。女子キャストは出勤状況や生活環境により金額に個人差があったそうですが、男子は全員満額給与が支されたそうです。そのお店は金銭的に余裕があったわけではなく、「8月までコロナ自粛が続いたら倒産する」と社長から言われていたそうで、店長曰く、全く出勤していないのに満額給与貰えて、本当に申し訳ないと思ったそうで、営業が再開したら今まで以上に社長の期待に応えなければ!とも思ったそうです。
当の社長は社長で、「お金で雇用を守る発想しか出来ない自分の無能さにうんざりした。」とおっしゃっていました。


そのお店は、6月から営業をスタートしたそうですが、予想通りお金だけ貰って連絡が取れなくなった女子キャストも数名いたそうです。しかし、女子キャストに給与を保証した事が、他店も含めた女子キャスト間での口コミで広がり転入希望の女子キャストが増え、その穴埋めはすぐにできたそうです。

6月初旬は、コロナの影響でお店が暇なので女子キャストが余っている状況だったそうですが、周りの競合他店が女子キャストの出勤調整をはじめたようで、更に転入希望の女子キャストが増えたそうです。女子キャストからすれば、堪える期間が終わって、やっと稼いで元の生活に戻れると思った所で出勤調整されてしまったので、お店を変わってでも生活を守らないといけないわけです。
 

どんどんと女の子が増える状況に、店長は「お客もいないのに大丈夫か?」と最初は、かなり不安になったそうですが、幸いにも他店で成績優秀なNOクラスの女子キャストが入店し、お店の雰囲気がガラっと変わったそうです。

店長さん曰く、その女子キャストは「指名のない女の子を出勤停止させると、稼げないじゃんね」と言って入店してくれたそうで、その言葉を聞いた店長は、ヒヤッとしたとおっしゃっていました。

他の他店キャバ嬢たちも様子を伺っていたようで、その後一人、二人と他店でNOクラスの女子キャストが入店し、現在は過去最高記録の売上を更新し続けているそうです。


たまたま、偶然が重なっただけかもしれませんが、他にももう1店舗同じような状況になっているお店があるので、全てが偶然と言い切れない所もあるような気がしています。やはり、「人」が商品の業界なので、「人」大切にしないと経営がままならなくなる業種なのかもしれません。

当社の場合、制作したソフトウェアーが商品なのですが、自社製品のソフトウェアーも今まで以上に大切に磨きをかけてゆかなければ、と思った出来事でした。