≪予想客単価の算出方法≫
客単価とは、お客様が自店に支払いをする平均金額です。一人当たりいくら支払いをしているか?という金額になるのですが、売上÷客数という計算式になります。キャバクラを初めて経営する場合、お店をOPENして実際にどれくらい集客できるか?また、客単価がいくらくらいになるのか?を予想する必要があります。
ここでは、一般的なキャバクラの客単価の算出方法をご説明します。あくまでも地方のお店で、客層は一般層をターゲットにしたお店の場合です。
客単価は、一人あたりのお客様が支払する平均金額となりますが、お店のセット時間、セット料金(テーブル料)によって算出する事が可能です。
お客様の滞在時間は、平均すると2時間前後が一般的なので、1SET60分料金であれば、2セット分の料金+αが客単価となります。
指名料、フードメニューやドリンク料、ボトル料などもあるので、2セット料金+2セット時の指名料を客単価とすると良いでしょう。
例えば、1セット60分 6000円 指名料2000円/1セット毎であれば、6000円+2000円×2=16000円
1セット50分 5000円 指名料2000円/1セット毎であれば、5000円+2000円×2=14000円となります。
あくまでも予想の客単価ですが、概ねこれに近い数値になると思います。
キャバクラのセット料金は、一般的に10分1000円のお店が多く、スナックやガールズバーなどは、何分滞在しても席料のみとか、10分500円以下のお店が一般的です。
VIP席があったり、時間帯によってセット料金が違う場合は、概ねの平均値で算出して下さい。
セット料金は、お店の内装を豪華にして高級店営業をすれば、高額設定しても問題ありませんが、富裕層を集められない地域もあるので出店場所の市場を調査した方が良いでしょう。
新規OPEN当初は、ボトルなどが出やすい為、客単価が極端に高くなります。新規OPEN当初から2~3ヵ月経ってから自店の客単価を確認しましょう。
≪客単価の変動を確認する≫
客単価は平常営業でも重要な数値になります。例えば、1SET60分6000円、指名料2000円/1SETのお店で、客単価が10000円を下回っている場合、殆どのお客様が延長していないと考えられます。お客様が延長していないという事は、お客様に楽しんで頂けていない可能性があるので、営業内容を再確認し改善が必要なのかもしれません。
また、一人のお客様が100万近く使えば、客単価は一気に上がりますし、フリー客が全く来店していない状態でも客単価は高くなります。フリー客が入らないお店は、女子キャストからすれば、稼げないお店となってしまうので、優秀な女子キャストを確保しにくくなるので、客単価の変動をしっかりとチェックし、また変動状況に合わせて調査も必要です。