キャバクラ経営コラム|キャバクラ総合管理POSレジ・システムVENUS

〇キャバ嬢の面接で他店と差別化する


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コロナの影響で自粛営業し、そのまま女子キャストが辞めてしまうケースが多く見受けられます。 その結果、お店は女子出勤人数が足らなくなってしまい 営業に支障が出ているというお話をよく耳にするようになりました。
募集しても女の子が集まらないという話もあれば 逆にコロナ禍において、女の子を集めやすくなったというお話も聞きます。

どおして、ここまで極端に現実が分かれるのか? 私自身、とても気になりましたし、その違いの原因がどこにあるのか?を探しました。お伺いする店毎にお話を伺うようにしてみました。結論から申しますと、コロナ禍で女子キャストを集めているお店とそうでないお店の明確な違いは 正直よく解りませんでした。
 

ただ、気になった所は女子キャストを集めているお店の方が、「女の子への気遣いが出来てる?」ように感じました。 仕事上、色々なお店で、キャバ嬢の面接風景を目にする事があるのですが、 何と言うか「安心感」を与える努力をしているのです。
 

例えば、キャバ嬢の業務をマニュアル化し、丁寧にその内容を説明しているお店もありました。業務マニュアルがあるだけでも働く側からすれば安心感があるでしょう。 そのお店では、業務マニュアルの中に接客マニュアルやストーカ被害対策マニュアルなどもありました。

結構な厚みの冊子になっていたので「競合他店に出回らない?」か聞いてみた所、機密保持契約をして、退店する時に回収するそうです。 回収できない時は、減給扱いになるようですが、「マニュアルは競合店に渡っているでしょうね~でも、マニュアル通りに出来ているか? チェックするのが大変なんでよね~」と、他店へ出回っても気にしていない感じでした。

 そのお店では、スタッフ向けの女子キャストの求人対応マニュアルもあり、求人サイトから連絡があった場合は、30分以内に連絡をする事とか、電話対応の仕方とか、色々と記してありました。面接時に必ず伝える項目の中で、 個人的になる程なぁ~と思った内容は
・指名だけではなくブログなどSNSの書き込みノルマも ない事を必ず伝える事
・確定申告のお手伝いが出来る事
・月に1度、営業時間外に1時間程度の個人面談があり、その時間は1500円支給される事
というものがあり、具体的な詳細が記してありました。
給与から控除される福利厚生費の詳細も、こと細かく記してある所を見ると、働く側の気持ちになって不安材料を一つ一つ潰しているような、内容に感じました。客層の説明なども、その一つですしね。

業務のマニュアル化は、一般企業では、当たり前のようにやっている事ですが、個人事業主レベルの会社では、なかなか出来る事ではありませんし、飲食店でしっかりやっている所は、チェーン店くらいでしょう。とは言え、働く側からすれば、少しでも不安材料の少ないお店で働きたいので、その辺をしっかり対応するだけで、女子キャストの求人が有利になるのかも?しれません。

 

お店は、キャバ嬢を雇う側ですが、最終的にキャバ嬢に選んでもらえるお店作りが必要不可欠のような気がしています。