コロナショックで現在、夜の業界は大打撃を受けているのですが、そんな中、コロナ自粛後のキャバクラ営業について、夜の業界がどう変わるのか?どうすればいいのか?オンラインキャバクラって実際どう?という相談を頂く事が増えてきました。
コロナウイルスが、この先どうなるのか?次第がなので、正直な所、この先の夜の業界もどうなるのか?解らないのですが、とは言え、5/7より営業を再スタートしているお店も、ちょくちょく出て来たようですし経済が社会に与える影響を考えると、どこかのタイミングで自粛緩和が必要だと思います。
自粛が緩和した所で、コロナウイルスに効くワクチンが開発されるまでは、恐らく感染を恐れる人が多いはずなので、夜の業界全体にすぐに活気が戻る事はないように感じています。また、夜の業界のみでなく、コロナの影響を受けた業種も多い為、社会全体の景気が落ち込んだ状態がしばらく続くはずなので、その下降景気の影響も受けるでしょう。あと、政府が補償でばら撒く金額次第では、デフレになり物価も上がるかもしれません。
そんな中での、夜の業界の営業は、当然厳しいものとはるはずです。勝ち組、負け組の差がハッキリと現れるのでは、ないでしょうか?
コロナ自粛が終わり営業再開に向けての相談もちょくちょく頂くようになってきたので、私なりに出来る事?を考えてみました。
①コロナ対策をしっかりとやる。
夜の業界に限らず、実際にコロナ対策をしっかりやっているお店のお話をお伺いすると、どのお店も既存のお客様が、新規客を紹介してくれるというお話を聞きました。入店前の検温、消毒、うがいを実施し、お客様の退席後のBOX席の消毒を実施する事でお客様に安心感を与えられるようです。
実際に自分がお客様の立場になって、コロナ対策をしっかりしているお店と、そうでないお店のどちらに行くか?を考えて見ると良いでしょう。
「このお店なら大丈夫だ」という印象付けができれば、その後の営業にも良い影響を与えられるはずです。お店のホームページなどで、コロナ対策の告知も必要だと思います。
②オンラインキャバクラについて
現在マスコミが報道しまくっているのでオンラインキャバクラが話題になっていますがリアルのお店がなくなる事はないと思っています。
実際にオンラインキャバクラが普及するか?と考えると個人的には、新規客を取り込むには、とても良いツールのように感じています。
オンラインで会話したキャバ嬢とリアルで会ってみたいと思うはずなので、実際の集客にも繋がると思いますし、キャバクラ=オンラインがあって当たり前の時代が来るかもしれません。
当然、オンラインのみのキャバクラ店も出てくると思いますが、これについてはすでにオンラインの出会い系サイトがたくさんあるので、お客様や女の子がどう動くか?よく解らない所です。不景気になれば、小遣い稼ぎをしたい女性も増えるでしょうし、手っ取り早く稼げますしね。
ただ、お客様にとっては良いツールなのですが、そこで働く女性にとっては?どうなのか?と考えると、顔出ししたくない女子キャストもかなりの数いるでしょうし
お店のホームぺージに女子キャストの顔出しをしない優良店もかなりあるので、なんとも言えない所です。
ホームページに顔出しがあるお店では、働きたくないという女子キャストの方がどちらかと言えば多いはずですし、オンライン営業を始めた事で、女子キャストが集まりにくくなってしまえば、本末転倒です。この辺は地域性もあるように思いますが顔出しなしで、オンラインの集客がどれくらい出来るか?という所もあると思います。
③電子マネー決済加盟店になる
実際にPAYPAY決済加盟店になっているお店も増えてきましたがオンラインキャバクラの普及と共に、電子マネー決済をするお客様も増えてくるはずです。
高額なクレジットカード手数料もかからないので、お店にとってもメリットが大きいと思います。
④お店のYouTubeチャンネルをつくる
すでに自店チャンネルを持ち、動画配信しているお店も多々ありますが、WEBをフル活用して集客につなげる方法が手っ取り早いかもしれません。お店の紹介程度でも良いので、定期的に動画配信する事をお勧めします。自店のホームページにリンクするだけで、ホームページのランキングが上がりますし、なにより新規客の確保に繋がります。
⑤女子キャストの福利厚生や教育、給与システムの見直し
今まで、普通に集客できていたお店でも、コロナウイルスの影響で客足が減り更に景気が悪くなるので、業界全体が厳しい営業を強いられる事になるはずです。また、社会全体が不景気になると、「ちょっと稼ぎたい」という女性が増えるはずなので女子キャストは集めやすくなるでしょう。
ただ、お客様を呼ばない女子キャストばかりでは、経営が成り立たないので、女子キャストの教育に力を入れる必要がありますし、優秀な女子キャストに長期間働いてもらう為には、それなりの福利厚生も充実させる必要があります。男子幹部スタッフ向けの女子キャストの教育マニュアルなんかもあると良いでしょう。
売上が減る事で、女子給比率が高くなるのは否めないので、現在女子給比率が高いお店の場合女子給システムの見直しが必要なるでしょう。デフレになれば、物価が上がるので、その辺も注視する必要もありそうです。
⑥受動喫煙対策
受動喫煙防止法は2020年4月1日から施行されたのですが、行政はコロナウイルス対策に追われそれどころではないようです。
ただ、実際に法律として施行されているので、無視するわけには行かないので100㎡(約30坪)以上営業面積があるお店は、対応を迫られる可能性があります。
「受動喫煙対策」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189195.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000483545.pdf
受動喫煙対策防止法に基づく助成金もあります。
通常この手の助成金は、風営法に関する営業には一切出なかったのですが、今回のコロナ騒動で、助成金対象の見直しが始まったようなので、ひょっとしたら出るようになるかもしれません。実際に厚生労働省に電話で問い合わせて見ましたが、コロナ騒動の対応に追われ、詳しく決まっていないようです。この手のものは、各都道府県で対応が違ったりする事があるので、各都道府県労働局の窓口に問い合わせると良いでしょう。
「受動喫煙防止対策助成金」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000049868.html